①手間暇惜しまず、我が子にせっするように優しく丁寧に育てています
②生産から加工・販売まで一貫して行っています。
その中で生まれた創意工夫で独自の栽培・保存・加工方法を確立しました。
③今まで見たことのない新商品を作りたい。
正直儲けは出ませんが、熱い想いで日々開発に全力投球しています。
通常の30倍以上時間をかけて育む熟成焼芋ができるまでの工程を説明します。
傷つけないように一株づつ丁寧に手掘りします。
蔓から芋を切ると白く粘いヤラピンという樹脂がでますヤラピンは甘藷独自の貴重な栄養素(整腸作用)ですが、お芋の表面に付くと黒く変色するので、切口を土に3時間以上差し込んで止めます。(裏技です)
人の顔のように芋1つ1つに個性があります。
貯蔵した地下貯蔵庫で、芋の手入れをするとき、あっこれA畑の西から3列目で掘った芋だと再会を喜びます。
掘ったさつまいもはキュアリング室で5日間32℃で加温保存し、長期保存するためのコルク層を発達させます。
・廃品利用の手造りで毎年改良を重ねてきました。
・米を育てた藁束(わらたば)と籾殻(もみがら)が
保温と湿度調整に威力を発揮してくれます。
・一度に野菜コンテナ32個収容でき、加熱ヒーター
は僅か200wです。
その後、サーモヒーターで15℃以下にならないよう
設定をした地下貯蔵室で、さつまいもの糖度を上げる
ため60日以上熟成させます。
・この地下室も手作りです。
・広さは12畳で野菜コンテナが縦に5段詰めます。
・加温ヒーターは3相200V 500Wです。
・壁4面にニクロム線を4段敷設しているためどの場
所でも温度が安定しています。
・11月から貯蔵し翌年の9月まで11ケ月貯蔵可能
な秘密の地下室です。
これは紅はるかの甘さと肉質の変化を表したものです。
収穫をして直ぐの肉質は「ほくほく」、甘さは「控えめ」の状態です。
徐々に甘さが増し、ねっとりとした食感に変化してい
きます。
甘さの増すピークは4月で、その後甘さは若干落ちま
すが食感の「ねっとり」は貯蔵するだけ増し続けます。
・干芋の製造適期は寒い2月頃
・焼芋ペーストの製造適期は暑い8月頃
*干芋、焼芋ペーストは製造直後に瞬間冷凍するため
一年中利用できます。
この画像は紅はるかの超熟成芋で、収穫11ケ月後(翌年9月)の写真です。
この時期は当年の新芋が市場に出回る時期です。
天ぷらにはホクホクの新芋
焼芋には超熟成芋
と使い分けると良いです。
地下室から熟成した甘藷を取り出し、丁寧に洗った後、いよいよ焼芋の開始です。
・窯は特製の改良窯2台で、1回に50~70個焼け
ます。
・温度・時間の自動焼成プログラムで夕方設定し翌朝
焼き上がります。
・15時間程度の低温焼成です。
・窯の原理を知り尽くし改造・修理も自分でします。
・200V4500Wで加工機器中、最大の電力使用量
のため夜間電力を利用します。
そして焼芋を皮を丁寧に剥ぎ、ペースト状にして様々な加工品を作ります。
・この餡練機は奈良県の山奥の団子屋さんが使っていた
名機を譲り受けました。
・壊れていましたが、大分市の名人アール工房さんに
修理してもらいました。
・ガスで加温しながら何時間でも混ぜてくれます。
人の5倍は仕事をする私の自慢の愛機です。
・左が紅はるか、右が紫芋(あやむらさき)です。
焼芋の蜜を集めた 里山の芋蜜
焼芋がたっぷり 熟成焼芋アイス
焼芋がたっぷり 焼芋ラテの素